空が青いの

「空が青いの」82歳の母の言葉です。先日白内障の手術をし、眼帯が取れた次の日の朝、様子を伺う電話をしました。「目の調子どう?」すると母から出た第一声が「空が青い」と一瞬何を言っているのだろうと思いましたが、次に続く言葉に納得しました。「今まではすりガラスの様にモヤがかかってたから、こんなに空が青くて綺麗に見えるのが嬉しい」と「空だけでなく花や色んな物の色がとても綺麗だ」ととても嬉しそうに話してくれました。よく白内障の手術をした後の感想として聞かれるのは、シワが目立ってがっかりしたとか、ゴミが見えて掃除が忙しくなって大変だなど、あまり喜ばしい言葉が聞かれない中、母は空の青が綺麗と言っていた事に、娘としてとても嬉しくて、この感受性の豊かさを年を重ねても持てるって素晴らしいなと思いました。もっと早く眼科へ連れて行ってあげるべきだったかなと少し後悔もありすが、空は青さに80歳過ぎて感動できる時間がもらえた事に感謝の一日でした。テレビもはっきり見えるそう。大好きな読書も楽しめるといいなぁ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


パーフェクト ダイアリー ™
Copyright (C) 2024 All Rights Reserved.