去年の年末、12月30日の夜、スーパーイオンで賞味期限切れる寸前のブリの切り身、3切れがたったの350円で売られてました。
天然もののブリが1切れあたり、
100円ちょっと買えるのです。
寒ブリの切り身は1切れ500円近くしてもおかしくない程の値打ちがあるのですが、
もう賞味期限が切れる手前で、身から細胞液も出ており腐る寸前の状態でしたので
大型スーパーの鮮魚部門としては、生ゴミになる前に早めに売り切ってしまおうという動機があったのでしょう。
私はその売れ残りのブリの切り身を見た瞬間、「イケる!」と確信し、衝動買いしてしまいました。
早速、家に帰りその切り身を丁寧に洗い、水気をしっかり切ってからアルコール消毒と臭み抜きのため、砂糖入りの日本酒に30分浸しました。そしてキッチンペーパーに包んでラップをしてから、
更に4日間冷蔵庫に寝かせました。
この時点で賞味期限切れてから4日経っております。
いわゆる熟成ってヤツで、旨味成分が細胞内から発生していると思われます。
臭みは全くありません。ブリ独特の匂いも抑えられ、新鮮味はゼロですが、食材として確実にリニューアルされております。
早速、グリルで焼いて、タルタルソースみたいなものを適当に作って食べたら、絶品でした。
4日前、生ごみ寸前の状態で売れ残っていた魚とは到底思えません。
私は、世間からは価値がないもの、目にも留まらないもの、過小評価されてるものを再生させて、
付加価値を加えてグレードアップさせる事にとても快感を感じてしまうのですが、
今年も視野を広げて自分自身のスキルをアップデートさせて行きたいと思います。
~GOOD LUCK STREAM~